久しぶりにとても緊張しました。15年前に初めて教室をスタートさせた時と同じような緊張感でした。1月13日より新たな気持ちでスタートした「万葉の花あそび」花生け教室。

「きれいな包装紙やリボンなどのラッピングは外し、大事な箱の中身だけを丁寧にお渡ししたい!」たくさんの物をそぎ落とし、シンプルな思いで準備した教室は、私のお花や自然に対する原点からの再スタートになりました。集まって下さった皆さまは、箱の中身をしっかり受け取って下さる素敵な方ばかりでした。いつもご縁に恵まれ、助けられ、本当に感謝でいっぱいです。

「万葉の花あそび」では、「万葉集」に詠まれた草花を中心に、季節折々の野山の草花に一年かけて触れあっていきます。

野山の草花は、誕生し枯れてゆく人と同じ「いのち」であり、食糧であり、薬草であり、霊性を宿した存在でもあります。自分たちの周りに存在する草花達は、人が意識すればするほど、驚くほど多くのことを教えてくれます。草花と触れあう中で私自身、とても多くの変化がありました。そして今も私の人生を支えてくれる存在です。

1月の初回のレッスンでは、紅梅、白詫助椿、ネコヤナギ、水仙を生けました。「個性を出そう!」「自分を表現しよう!」「わたし、わたし!」と力まなくても、ありのままを生かそうと花に添うことで、自然とひとりひとりの「個性」が浮かび上がります。
これが「花鏡」という、お花の持つ素晴らしい力です。
ひとりひとりのお花がとても素敵で、あっという間の時間でした。来月もとても楽しみです。ありがとうございました。

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現在、第2(木)クラスは満席となっております。参加ご希望の方は、新しいクラスをご案内致しますので、お気軽にご連絡下さい。お待ちしております。
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