2021年は本年にたくさんの方にお世話になりました。足のケガによる入院や手術、リハビリはとても大変でたくさんの方に頼り、サポートして頂きました。本当に人の助けがあることが身に染みた体験でした。「助けて」「手伝って」と言える素直さや、相手への信頼や委ねることも学んだ一年でした。あらためて、関わって下さった皆さま、この場をお借りしてお礼の気持ちをお伝えさせて下さい。ありがとうございました。
2021年の念頭の願いはこちら↓

新しい年のスタートはいつも元日のお雑煮作りから始まります。このお雑煮は家族が食べるだけでなく、神様への新年の御供え物として作ります。お雑煮には郷土の味や文化が現れ、味や具材も色々あると思いますが、宮野家では大根と里芋で作ります。そして家の主である男性(義父→主人)と共に、家の中の神様にまず御供え物と共にひとつひとつこご挨拶します。
神棚の年神様や、氏神様、そしてキッチンの竈の神様や恵比寿様へ御供え物をしてご挨拶。その後は外へ出て裏山へ行く途中に、稲荷様と、池の湧き水の上の水神様、そして裏山の山の神様へ。

結婚してずっと続けてきましたが、元日の朝にゆっくり寝ていられないし、古い家は色々面倒くさいなあ~と思ったこともありました。そんな私でしたが、一昨年と昨年と続けて宮野の両親をお見送りし、必然的に家の色々なことに向き合う中で私自身のに心に覚悟もでき、大きな変化がありました。

恥ずかしいですが、やっと、やっと22年目の元日にして初めて、神々様への思いやご先祖さまの思い、そして私の中から湧いてくる思いがみんなひとつにカチッ!とはまった感じがしました。それを言葉にするのは難しいですが、表現すると【真心】がいちばんピッタリきます。生きていくのに本当に大事なのは【真心】でした。自分に無理したり、良い事だからとがんばってやることではなく、自然と自分の深い内側から湧いてくる「他を想う気持ち」「喜び」「親心」。私にとってその場所に行き着くのに22年間もかかりました(笑) そんな大事な年に子ども達が三人揃い、妹の子も一緒に立ち会ってくれたのは偶然ではなかったのかな?子ども達が見守ってくれたようで嬉しかったです。

2022年、この【真心】から、仕事や人づきあい、色々な活動をひとつひとつやっていきたいと思います。ご先祖さま達はきっと、私が理解できる時をいつか?いつか?と首を長くしてずっと待っていてくれたでしょうね。ずいぶんとお待たせしてしまいました。私のいのちを遡り、両親、そしてまたその両親へと遡る、いのちをつなぐ白く細い糸がみえた気がしました。私が存在するために、たくさんのいのちが繋がっていることを実感しました。

2022年どんな年になるでしょう?
楽しみに味わっていきたいと思います。行きたい場所に行って、会いたい人に会って、楽しいあそびもたくさんしたいな。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
希望のぞみ