10月24日、伊那市50年の森林ビジョンに沿った森林資源の有効化を促進する人材育成プログラムの研修会にフラワーセラピーの講師として呼んで頂きました。
自然豊かな里山の中にある「国立信州高遠青少年自然の家環境未来センター」が会場となりました。会場までの道のりは少し紅葉が始まった秋晴れの清々しい山道、とても気持ちが良くワクワクするような気持ちで向かいました。

当日は見学を含め30名弱の方が参加し、「森林とフラワーセラピー」というテーマで、普段、花あそび~花寿庵~で活動している内容と「フラワーセラピー」についてご紹介させて頂きました。
実習では伊那地域に自生する「クロモジ」等の植物を素材とした「タペストリー」を制作して頂きました。
香木である「クロモジ」の枝を使用し、クロモジの香りを楽しみながら、「カラマツ炭」を組み合わせ、炭の消臭効果や香りの持続性という特徴を生かした作品になりました。

皆さんの個性豊かな作品たち。(一部をご紹介)


香りには香木のクロモジの他に、クロモジとコヒガンザクラから抽出したルームスプレー「高遠美山の香り」を使わせて頂きました。こちらは高遠高校の生徒さん達が中心となり開発したものです。
また後半の「森林植物活用術」として矢島氏の「クロモジ、苔テラリウム」の制作も知識が豊富で、とても魅力的で勉強になりました。
研修会を終えて感じたことは、「男性の能力の素晴らしさ」です。参加者の9割が男性でしたので、普段女性ばかりのレッスンでは得られない貴重な体験をさせて頂きました。作品には男性の繊細な感性や優しさが現れていて、既存の男性社会では隠れてしまいやすい、、男性が本来持っている大事な資質が浮かび上がっていると感じました。
新たな視点や別の角度から見つめることで、現在すでに有する資源や人材の「素晴らしい力」が観えてくる。これが「フラワーセラピー」の持つ気づきだと思っています。男性の方々の持つ本来の能力が、新たな時代をリードし、地域資源を通して、地域に調和し生かされ拡がっていくための何かしらのヒントになればとても嬉しく思います。
今回は室内での実習でしたが、機会があれば森林の中を実際に歩きながら植物に親しむ「ウォーキングフラワーセラピー」を実施してみたいと思いました。
宿泊したロッジ↓

お世話になった関係者の皆さま、ありがとうございました。
伊那市高遠と、青梅とのご縁が豊かに拡がっていくよう願っています。