こんにちは。
花あそび~花寿庵~
フラワーセラピスト
希望Nozomiです。
久しぶりのブログです。
先週末、重陽の節句の日は、私のとても大事な方の告別式でした。
今年の春に旅立った、父の親友、同士にあたる方。私にとっては、幼い頃からたくさんの体験をさせてくれた、グレートマザーのような大きなお母さんのような存在の方でした。
その方の告別式で、献花用と棺にいれる納棺用のお花を用意させてもらいました。
フラワーセラピーでは、一年を通して、春のお花の芽だしの時期から、冬の最後の立ち枯れの姿まて、命のすべてのプロセスを生けていきます。
やはり、冬の立ち枯れた【命】の最後の姿を生けるときは、そのずっしりとした重さを受け止められるか…自分の人生の度量を試されます。
このお花を生けるのは、楽ではありません。
その位、一つの【命】は重く、尊いということ。
それが、【人】の命なら、尚更です。
一人の方の【エンディング】のお花は、その方の人生を現したものにしたい。
私は、その方の人生を受け止めたいという思いで、最後の【エンディングフラワー】を用意しました。
私は、一人の方の生涯を顕すような、【人生の花】があり、それはその方の地上での人生の最後にわかるのだと、以前から感じていました。
私の最愛の父を象徴するのは、【麦】だと感じ、父の葬儀では【エンディングフラワー】の中に、たくさんの麦を忍ばせ、お見送りしました。
父の親友の方は、【純白の百合】でした。
存在感があり、堂々とし、周りの花をまとめあげる力強さ、清々しさ、そして溢れる愛情。
花は、この世とあの世を優しく、つないでくれます。
生きている間も、肉体を去る時も、寄り添ってくれる存在です。
私は、フラワーセラピストとして、その方の【人生の花】で、地上での最後をお見送りをしたいとずっと思っていましたが、それを身近な父や大事な方が、経験させてくれた事に、とても深い愛を感じます。
まだ、悲しみや寂しさが湧いてきますが、それと同じくらいの感謝と希望もあります。
Connect the world by flowers
~ 花は世界をつなぐ ~
すべてのいのちをひとつに。
この世も、あの世も ひとつに。